転園した長女の今

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

目次

転園した長女の今

長女は4月に転園しました。

前に通っていた幼稚園は自由遊びの時間が多く、遊具も多くて、園庭も広く、長女とは違うタイプの次女は運動も好きだし、合ってそうだと夫と話していました。

長女も「どっちの幼稚園もMちゃんにはきっと楽しいよ。」と昨日、靴をはきながら玄関で話していると「でも、もし、またいじめられたらどうする?」と長女が続けて言います。

私はびっくりして「え?いじめられたの?前の幼稚園で?」と聞き返すと、「ううん、あ、忘れちゃった。へへへ。」と話をそらした長女。

長女は前の幼稚園で、園に行きたがらない時期がありました。

私たち親もどうにかして幼稚園が楽しくなるように色んな努力をしたのですが、結局本人の希望で年長から転園しました。

具体的に何が原因だったか親は分かりません。

「新しい自分になろうとしている」娘の気持ちを強く感じたので、別の幼稚園に行かせることにしました。

同時に、原因は分からないけれど、これ以上辛い思いはして欲しくなくて、市内では人気の手厚い幼稚園にしました。

幼稚園が変わって、長女はどんどん元気になっていきました。

優しい先生やお友だちからの影響ももちろんあるだろうし、もともと持っていたと思われる色んな良いところが出て来て、本当によかったです。子どもにとって「環境」がいかに大切であるか実感。

今は毎日が楽しくて「前の幼稚園も楽しかったな。」とよく言うようになりました。

「今」が楽しいってすごく大事なんですね。過去のことも肯定的に考えられるようになるなんて。

そんな時に聞いた「いじめられた」発言。

娘の「しまった!」という顔が、「触れて欲しくない」と言っているので、それについてはそれ以上触れません。時間が経つと分かることが色々あるんだなという私の感想です。

「環境」なら変えてあげられる。

複雑な構造の中で問題を解決するのは親も子も難しい。

あの時、環境を変える決断(転園)をして良かった。

よく「いじめ」のニュースで、「クラスの担任は知ってたか?」とか「どうして学校で解決できなかったのか?」とあるけど、今回娘のケースを考えて、いじめが日常化していたらもうクラスや学校内で解決するのは難しいと私は思いました。

先生も悪気は無いと思うけど、状況をよく把握していない先生のちょっとした発言や動きは、いじめられている者にとってはクラスメイトの嫌がらせ同じくらい恐ろしいものだったりします。そして、その複雑な構造を中にいる先生が理解できるはずが無い!と私は思います。

連絡帳に5回書いてもダメならもうそれはダメだと思う。前の幼稚園で連絡帳に何度も相談しましたが、「私のことが嫌いなんですね!」と書かれて、もうこれは無理だと思いました。そんな風に思われるようなことは全く書かなかったのに。

今の幼稚園は連絡帳に気になっていることを書くと、担任の先生とそれ以外の先生たちの印鑑が計4~5個押されて戻って来て、電話もすぐにかけてきてくれます。

前は担任の先生の印鑑だけで他の先生や園長先生が一緒に考えてくれることはありませんでした。

親の私がすべきと思うこと

不登園の子に何をするべきか?

そんなに行きたがらないんだったらまず休ませる。

それで、先生がかけてくる言葉を聞きながら、先生を頼って行けそうだったら行かせる(年少の時はこれでうまくいった)。

先生を頼るのが怖くて、それでも無理やり行かせてみたら、きっともう次は二度と行けないと思う(年中はこれに似ているパターンでダメだった)。

そして、環境を変えられるのなら幼稚園の転園や学校の転校を考える。

でも、親の負担が大き過ぎて変えるのが難しかったら(小学校や中学を変えるには公立だと越境の問題があって一般的には厄介)、経済的に許す範囲で、幼稚園や学校に通えなくても同じことを学べるような場所を探してそこなら問題なく通えることを子どもに体験させる。

もちろん毎日朝から晩まで、親の頭の中に「いつになったら普通の幼稚園や学校に行ってくれるんだろう?」とモヤモヤはいつも存在しています。

でも、その問いに答えられる人は誰もいないんだと私もやっと分かりました。

学校に行けないならオンラインで勉強を学ぶのも良いし、習い事でも塾でも良いし、おばさん達のお茶を飲んでるサークルでも良いから、とにかく幼稚園や学校という小さな社会で孤独になったからと言って、「社会」から切り離されることのないようにする。それが親の私にできそうなことだと思いました。

人によって一緒に本を読んだり、料理をしたり、親の仕事を手伝ってもらったり、それぞれの子どもが社会で生きる準備をするのにできることがあるのだと思います。

実家が近かったり、もともと乳児の時からの友だちが幼稚園や近所にわんさかいれば、特に悩まず高校くらいまで地域で人間関係に恵まれて育っていく人も多いと思う。

でも、そういう人ばかりではないですよね。

子どもが幼稚園や学校で元気にとけこめないと、親子でその地域につながっているのが憂鬱に感じることもあります。

そういう時はちょっと違う関係の仲間やつながりの中で自分達を元気にしていくのも大事だと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次