ヤマハ辞めたい病にかかったママ
我が家の長女は小学3年生までヤマハのジュニア専門コースに通っていました。
グループのメンバーに恵まれたものの、イベントが多いヤマハのJ専。
毎日の練習や課題もいっぱい。それをやりくりする生活で精一杯!
娘の忙しいヤマハ生活のフォローに疲弊した親の私は何度も「ヤマハ辞めたい病」に襲われました。
私は何度も同じような気持ちの方がいないかブログを探したことがありました。
当の長女本人はとても楽しんで充実した日々を送っていました。
でも、テキパキとこなせるわけでもなく、親子二人三脚でやっとという状態。
子どもが楽しんで打ち込める習い事は貴重。今後、公立の学校で部活がなくなると聞きました。
文化系の子がグループで頑張れる環境は他になかなか無いからヤマハのグループレッスンはちょうど良いと思っていました。
イベントごとに感じるストレスと達成感
ヤマハ音楽教室に通った経験のある人は知っていると思いますが、ヤマハはイベントが多い!
発表会やコンクールまでの日々は親子で気が抜けず大変です。
でも、イベント当日に子どもが楽しそうに演奏している姿を見るとそれまでの疲れが吹っ飛び「やって良かった!」と思ってしまうのが私の中のヤマハマジックでした。
そのマジックで、何度も「やめるやめる」と思ったのに、ここまで来たのでした。
それでも、私の仕事と通信制大学の勉強、娘は習字に加え、体操、バイオリンと英語、スイミングも始め、私はともかく長女のスケジュールはパンク。
それに、下の子も習い事を始める年齢になってきました。
その頃、J専をやっていた長女は中学受験の通塾も考えていたことからどう頑張っても他の習い事を辞めない限り、J専に通うのは我が家には困難となりました。
それで、「ピアノであれば個人の教室でできる」と判断をし、退会をしました。
スポンサー「一生懸命」と同じくらい大切なこと
私はJ専というスポーツ少年団のような親子で「がんばる」習い事を経験して、私には向かないと感じました。音楽も素人だし、サポートの仕方もわからないし、娘も私も他のことも色々やりたい性格。
ヤマハは確かにちょっと特別な習い事です。普通のピアノ教室は少し違う。
その年齢でその時にそこでしか吸収できないものがある、と信じて親子で頑張りたいと思っていました。でも、「楽しい」を越えたストレスになっていたのも事実です。
習い事をがんばることが子どもの人生にきっと良い効果をもたらすと私も夫も信じていました。
「一生懸命取り組む」大切さはもちろん大事。
でも、どこかで私が熱くなり過ぎていたことは否めません。
親子で取り組む時には親が一歩引いて冷静にならないと危険だとも感じました。
親の熱量が高くて、うまくいくパターンもあれば、本人の本当の気持ちが聞き出せない場合もあります。
私がヤマハのカリキュラムをすごく気に入っていて、娘も楽しそうだったので「このままいけるとこまでいこう!」と思ってしまっていました。
今思うと、もう少し引いて子どもを応援してもよかったと反省しています。
一生懸命に取り組むことは素晴らしいことだけど、あれもこれも完璧にこなすことは私と娘には大変なこと。
他にも色々やりたいことがあるのに、ヤマハにこんなに時間を使うことは「一生懸命」というよりも、「やらされてる」感を感じてしまう。音楽の魅力は底なしで、頑張ればついてくるものもあるのはわかるけど、もう限界。
視野を広げて、将来のために本人も家族もがんばれることは他にもある。ヤマハにこだわる必要ない。
ヤマハが色々な選択肢の足枷になっているのなら、そこまで無理してまでやることでもない、と家族で話し合ってやめました。
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