ホストファミリーをやって大変だと思ったこと

めい

【プロフィール】
子どもが2歳の頃に通信制大学に入学
通信制大学2年目に福祉関係の夜勤の仕事を始める。
大学卒業し学士を取得。パートを続けている。

ホストファミリーに登録した後に実際に留学生を受け入れた私たち。

目次

大変だったこと

実際に留学生と過ごして大変だったことは何でしょう?

受け入れる留学生や家庭の事情によって大変だったことは変わってくると思いますが、私の場合は次の5つが大変でした。

  • 毎日夜中まで部屋で自国の友人たちと電話していて全く日本語を勉強しない
  • 食べ物の好き嫌いが多い(味付けはもちろん、果物、野菜までも)
  • 食費や旅行費はファミリーが払うが、自分で欲しいものは自分で払うべきなのに、ファミリーに払って欲しいと言ってくること
  • 家族が具合の悪い時も気にしてくれない
  • 色々な有名なところに連れて行って欲しいと言われる

私たちにとって初めての経験だったので大変だったことは本当にたくさんありました。

上に書いたのは他の人と共通していることかもしれないと思って書きましたが、もっと大変なこともありました。

しかし、それらと「やって良かった」と思えることを天秤にかけると、「やって良かった」という気持ちの方が少し重かったんです。

なので、ホストファミリーをやることに興味がある人が諦めるのではなく、「こんなに大変でもそれ以上の価値があることなのだ」と感じてもらえればと思って今書いています。

楽しかったことも色々あるので、後日書いていこうと思います。

ほぼ1年の長期ホストファミリーを経験し、私と夫は「大変」と思うことは多くありました。正直、「楽しかったこと」とそれらを天秤にかけると、その差は微々たるもの。

何度も「もうダメかも」と諦めそうになることもありました。

日本も光熱費、食費、ガソリンが急騰。

日本は高校も大学も学費がかかるので、夫も私も仕事をしています。

お金がありあまるほどある家庭ではありません。

お風呂の使い方や食事のことで何度も注意しても聞いてくれない留学生に「この家のルールを守れないなら、他のファミリーのところに行った方がいいんじゃない?」と私は何度か言ったこともありました。

それでも、「ここにいたい」という留学生を信じるしかありませんでした。

我が家の子供達にとっては「やって良かった」が98%、「大変だった」は2%になるくらい楽しい経験だったようです。

留学生を「自分たちの子」として受け入れるよりも、「子どもの友達」と考えればまだ我慢できる、と思ったこともありました。

複数人留学生を受け入れてみた今、わかることは留学生によってホストの大変さは全然違う。

「本当に良い子で、全然大変じゃなかった」とおっしゃる知り合いのホストマザーさんの言葉を聞きながら、「この人は本当に優しい人なんだな。よくあんなことやこんなことも我慢できるな。私にはそんな風に言えない、と思ったことがありました。

しかし、本当にそういう手のかからない留学生もいることを私も実際に体験し、あのホストマザーさんのおっしゃったことは嘘ではなかったんだとわかりました。

もし、今、ホストファミリーをやりながら悩んでいることがある人は、ホストファミリー仲間や団体の人に愚痴を聞いてもらうことをおすすめします。

私も大変なことが色々あって「もう無理」と思ったけれど、周りの人にいつも話を聞いてもらって、イライラが笑い話になることが多かったです。

こんな心のキャパが少ない私と夫を親に持った子ども達は、異国から来てあまり私達の表情を読み取らずとにかくのんびり楽しく気ままに過ごす留学生といるのが楽しそうでした。

「ママとパパがこれ以上ストレスを抱えたら留学生は他の家に行ってしまうかもしれない。」と察した子ども達が留学生に「電気消しておくね!」や「これも食べてみると美味しいよ」と、日本の暮らしに慣れるように優しくいつも声をかけていました。

そんな子ども達の姿を見ると、家族っていいな。

留学生を兄や姉に持った小さな子ども達がこんなことを考え、親の知らないところで色々と留学生に手助けをしている。

なかなかできない体験ですよね。

でも、毎日仕事や地域のこと、もちろん子育て、そして留学生の諸々の手続きや食事のことなど、忙しい大人にってはホストファミリーは簡単にできることではないと思います。

留学生の勘の鋭さや気遣いができる子がどうかによって、受け入れる側もストレスを感じます。

でも、「今だからできることがありそう」と自分たちの年齢や子ども達の生活を見ながらホストファミリーをやることにして良かったと思っています。

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