妊娠したと思ったら、心拍確認できず、流産手術をするまでの話

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妊娠発覚、心拍が確認できない

前に流産手術を受けた時のこと。

1ヶ月半くらい前から、ちょっと体調がおかしくて、もしかしたら妊娠したかな?と思っていました。

その頃は大切な友人の結婚式があったり、ヘルパンギーナにかかって高熱が出たり、大学のスクーリングがあったり。一連のことが終わって、病院に行って検査をしたら、やっぱり妊娠。2度出産しているので、なんとなく妊娠初期の時のことって分かるんですね。

つわりも出て来てたし、とにかく眠たくて、1度娘の幼稚園のバスの時間に寝てしまっていて幼稚園まで迎えに行ったこともありました。

自宅で検査薬は試してなかったけれど、生理がかなり遅れているからこれで妊娠していなくても何かありそうだし、とりあえず産婦人科に行きました。

結果は妊娠していたのですが、胎嚢は見えて、卵黄嚢という栄養の袋までは見えました。

先生は「この週にしてはちょっと小さい気がするけれど、また2週間後に見せてください。」と言って、分娩予約の書類などをくれました。母子手帳は心拍確認後みたいで、診察代は自費。5,000円くらいかかりました。高いな。

2週間後、つわりがある日もあればない日も。お腹の張りがすごい。

それから、2週間。つわりがある日もあればものすごく暴飲暴食してしまう日も。お腹が苦しい程、張っていて、それだけがちょっとなんか違っていたな。今、思うとあの張り具合はもう流産していたのかもな。

次の診察の時は別の先生で女の先生。診察の前は「今日、心拍が確認できたら母子手帳をもらいに行ってくださいね。」や「つわりが無い時もありますよ。」「辛い時は、点滴もできるので病院に来てくださいね。」と色々明るく話してくれました。

でも、診察中、先生は無言で、「あ、ダメなんだな。」と気付きます。

「流産確定で間違いない。あと1週間後にもう一度確認しましょう。」

やはり、「この時点で心拍が確認できないので、流産と確定して間違いではありません。」と言われ、「あと1週間待って、もう1度見てから、その後のことを決めましょう。初期の流産は原因が母体にあるわけでないし、どうしても仕方のないものです。」と静かに話してくれました。

今までに2人出産していますが、流産は初めて。でも、2人目の時は最初2つ胎嚢があったのに2週間後には1つになっていて、それもきっと流産の1つなんでしょうね。

予感はしていたものの、残念。

それからは、とにかくお腹が張って痛くて痛くて、夏休みなので子どもとお友だちのおうちでランチをしたりするのですが全然食べられません。車を運転していても出産前の前駆陣痛のようなチクチクとした腹痛や腰痛が時々やってきて辛かったです。もし、本当に流産しているのなら、早めに手術をした方が良いんじゃないかとまで思えてきました。

ブログとかで色んな人の流産の体験記を読むと、人それぞれに色んな気持ちがあって、自分で体験するまでは他人事だったんだなと実感しました。それに、みんな人には言わないけど、意外と多くの人が流産を経験していることも知りました。「少し小さい。心拍が確認できないのは…。」と最初の診察から少し予感はしていたものの、はっきり決まってしまうとやはり残念。もう赤ちゃんはいないんだ、という寂しい気持ちになります。

理解ない夫の態度に発狂した夜

夫もそんな私を心配して早く帰宅してくれた日がありました。

「これでやっとゆっくりできる。」と、布団で寝ていたら、突然、夫が「ゴロゴロしてないで、できることで良いから家事やれよ!」と怒ったのです。

意味が分からず、泣いて発狂してしまった私。

その日は病院で「流産確定で間違いない。」と言われた日で、電話でそのことも伝えたし、お腹が痛いことも言っていたのに。

休んでこんなに怒られるなら、早く帰ってこなくていいのに。

私が泣いていると、5才の娘が「ママ、大丈夫だよ。泣かなくていいんだよ。一緒にいるから元気出して。」と一緒に泣いて優しくしてくれて、なんとか子どもに助けられた夜でした。

夫は、1人目の妊娠の時は「つわりは病気じゃないんだから家事をさぼるな。」

2人目の時は切迫流産になってやっと「それだったら仕方ない。」という感じで、妊婦の体調の悪さに全く理解がありませんでした。

尊敬できるところもありますが、こういうことに関しては私はどうしても受け入れられないんですよね。

腹痛がひどく、病院に行って手術を早めてもらう

先生は「流産手術は、1週間後に見てから。」と言っていたのですが、お腹が張って痛かったし、家にいる時に大量に出血しても怖かったので、それから1週間待たず、お腹が痛かった日の夕方子ども達と病院に再度行き、早めに手術をお願いしました。

やっぱりその時も心拍は確認できませんでした。8週前の流産だそうです。

1週間後であれば、お盆に入ってからの手術。家族はみんな帰省していて、1人でいる時に病院に行って手術して帰ってこようとしたのですが、手術も日帰りとは言え、行きと帰りは誰かに送ってもらった方が良いそうで(麻酔などの影響でふらついてるらしい)、お盆前になんとか手術をしてもらうことにしました。

さすがに「手術」とまでなると、夫も「大変だ。」とその日は仕事を休み、子ども達の面倒を見てくれたし、行きと帰りの送迎もしてくれました。

夫は「切迫流産」「手術」と大事にならないと、心配できない性格のようです。

その後、甲状腺の病気がわかる

この流産の数年後、健康診断で甲状腺の病院に行くように勧められ、甲状腺内科に初めてかかりました。結果は何か治療は必要ないものの、橋本病らしく、妊娠を希望するなら薬を飲み続ける必要があると言われました。

前に流産したことを話すと、もしかしたら、橋本病が原因かもしれないとも言われ、薬を飲んでいたら流産しなかったのかなと少し残念な気もしました。

子どもは何人でも欲しかった私ですが、妊娠や出産をした時の生活が自分にはもう経験するのが辛いくらい苦しい思い出が多く、もういいかなという気持ちになりました。

子育ての支援はもちろん、妊娠中や出産前後の女性の抱える悩みももっと理解されるといいなと思いました。

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