敏感なこどもの幼稚園話。1人だけ違っていた制服のボタン

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「他のお友達みたいにした方がいいって先生が。」

年少の4月、市内の幼稚園に入園した長女。

我が家は幼稚園の制服ブラウスを1枚だけ注文用紙を書いて購入しました。

そのブラウスなのですが、先日娘が「ママ、まーちゃんね、もう自分でボタンも全部とめられるんだ。」と嬉しそうに言ってきました。

この時も「きっと何か言いたいことがあるのだろうな。」と私は内心思ったのですが、「へー、すごいね~。」と私がいつものように返しました。

すると、娘が言いました。

「ママ、この一番上のボタン、パッチンって簡単にできるようになってるよね。もうお姉ちゃんだから普通のボタンでもまーちゃんできる。」と言ってきました。

↓注文し、園で受け取ったブラウスはこのタイプだったのです。親切に第一ボタンがスナップボタンになっています。

「自分でとめられる」と言われても、もうそういうデザインなんでしょ?

幼稚園で買った時から、そのスナップボタンが親切に付いているんだから、それでいいじゃない。

このブラウスは、第1ボタンはスナップボタンでありながら、表には普通の小さなボタンがついています。

おそらく小さな子どもでもとめやすくするためのデザインなのでしょう。

幼稚園で受け取ったブラウスが最初からそうなっていたので「最近は親切にそういうデザインがあるんだな。」と私は単純に思っていました。

娘は続けて「先生が『ほかのお友達みたいにもう普通のボタンにしてもらったら?』って言ってるよ?」と困った顔で言ってきました。

業者から買ったブラウスに手を加えることに

「え!他のみんなは、スナップボタンからわざわざ他のボタンに付け替えてるの!?」と私はびっくりして聞き返しました。

「うん、みんなは普通のボタンだよ。まーちゃんだけこのパッチン。」と娘。

「わかった、じゃあつけかえるよ。」と言って、私は裁縫道具を持ってきて考えました。

もともとの既製品のブラウスに入園してすぐに手を加えるなんてことある?

そんな連絡、幼稚園から来ていないのに。

内心とってもめんどくさい!大体、ブラウスのスナップボタンを取ってから、そこに小さなボタンホールをあけて縫うなんてしていいの?

実際やろうとしてもそんなスペースがありません!本当にやっていいものか考えてしまう。

他のママさんは、いつの間にそんな高度な作業をしていたんだろう?

ブラウスとにらめっこをしている私を見て、娘が「まぁ、やってもやらなくてもいいけどね。」と言ってきました。

これは、娘なりの優しさの言葉だったのですが、その時私はイラッとしてしまい、あんなに困った顔で言って来たのに「やらなくてもいい?なにそれ?」とイライラが込み上がってきた私。だったらはじめから言わないでよ!と言ってしまいます。

めんどくさすぎてキレてしまったママ

「え?やって欲しいの?やって欲しくないの?」とイライラしながら娘に言うと、娘は泣きながら「本当はやって欲しいけど、えーん(泣)針でチクチク(裁縫)したらママつかれちゃうでしょ?それがまーちゃん嫌なの!」と娘が本音を告白。

娘の状況

他の子達は自分と違うブラウスを着ている。

自分はボタンがとめられないからわざわざスナップにしてると担任の先生には思われているけど、自分はボタンはちゃんととめられる。

でも、ママに言ったら、ボタンを付け替えないといけない大変な作業らしく、ママはイライラしている。

どうして良いのかわからない!

私のイライラ空気が娘に多大なストレスを与えていたことが発覚。

確かに私は疲れるとイライラして家族にあたってしまうので、それを娘は心配したようです。

バス通園のママの悩み、園まで行って解決

「ごめん、ごめん。本当はやって欲しいよね、そうだよね。ママやるからごめんね。」と言って、翌日同じ幼稚園のママ友のところに言ってその話をしました。

「え?それ業者が間違えたんじゃん?うちのは最初から普通のブラウスだよ。スナップボタン?何それ?」と新事実発覚。

普段、バスで通園させていて先生に会うことができない。

バス停も1人だけなので幼稚園で何か分からないことがあっても、そのままになってしまうことが多い。

情報は便りと娘の言葉からでないと得られない。

たまたまその日はそのまま幼稚園に子供を直接迎えに行くことにしていたので、担任の先生にも会って直接話して、業者のミスだとわかり、業者がボタンホールなどやってくれることになりました。

なんか疲れた1週間でした。

こういうこと色々あるんでしょうね。

最初に「なんかおかしい。」と思った時に幼稚園や他のママさんに聞けばよかったんですよね。

先生の話だとこのブラウスのことは数か月前から幼稚園で「マーニャちゃんだけ違うブラウス」ってことで本人もまわりも気にしていたらしいです。

娘が一番困ったのはお友達とブラウスが違うことよりも、ボタンホールをどうするか悩んで、娘が話しかけてきた時に私がキレてしまったこと。

大人のそういう連絡がうまくいかないことで子供がストレスを感じるのは良くないけど、そういうこと大人になったらいっぱいあると思う。

「あの人はこう言ってたのに、こっちではこう言ってる。」とか。悪くないことで怒られたり。

その後、幼稚園で先生と直接話し、業者のミスであったことが発覚。

担任の先生が娘と同じクラスのお友達のいるところで「マーニャちゃんのブラウス、お店が間違えてパッチンボタンになってたんだ。先生も知らなかった、ごめんね。みんなと同じのにしてもらうからね。」と言ってくれました。

娘はくしゃっと笑って「なんだ~ どってん!ズコ~!」とこけたフリをしておちゃらけていて、この時すべて解決した感じがしました。

子どもが笑って気にしていないなら、きっともう大丈夫。

大人は事件を解明しようと必死だけど、子どもにとってはそんなことどっちでも良くて、一番身近な大人の説明や態度によって安心できることが何より大切なんだなと感じました。

でも、疲れていると私は頭ごなしに否定したり、決めつけたりすることがあると自分を知る自己覚知の機械になり、であれば、疲れないように気をつけるようにしようと思ったのでした。

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